247日(2018年、注目していること)
信頼している人とごはんを食べた。
本業と復業とで3つの領域にまたがってポートフォリオ型の働き方をしている方。
社会と年代とサービスをあわせて俯瞰できる力がある人だと話をしていて感じる。そういうことを話せる人は貴重だし、話が合うことがうれしい。
話題に出た話のなかで気になっているトピックが3つある。備忘録として残しておきたい。
・VR
オキュラスのハイスペックぶりが素晴らしいらしい。とくに相性がいいのがネットフリックス。自動的に暗転するなど、心地よく鑑賞できるような開発がなされているようだ。
ハードの関わりとして、ネットフリックスはかつて、家電メーカーにリモコンの制作費用を一部負担することを条件として、リモコンにネットフリックスボタンを付けることに成功した。そんなネトフリと相性のよいオキュラスを使うと、映画館で鑑賞するような疑似体験ができるとのこと。大画面で見えるというのは驚いた。価格も2万円程度で今後もっと下がってくる。
手軽になったところで、とくにご高齢の方や映画館が遠くにある地方在住の方にとってはソリューションになるかもしれない。コト消費にかまけて体験型の箱をひとまず用意しても、受け入れられないモノも出てくるだろう。VRの領域でいわゆるエンタメで覇権を取るのはどこか。意外にもハード側のアプローチは目立っていないように感じる。
・5G
通信スピードがさらに上がるという。これまで3G、4Gとグレードアップしてきたが、5Gはハードの進化もともなって、これまでとは一線を画すとのこと。
わかりやすいのが、たとえばビデオ会議。スカイプをはじめ映像会議はだいぶ進んでいるが、通信環境によっては映像や音声が途切れたり、画質がそこまでよくなかったりする。しかし5Gとなるとリアルで対面で会話するのとなんら遜色ないようになる。これは大きい。
たとえばリモートワークなど働き方改革が勧められるなかで、在宅勤務がより一般化していくんじゃないか。
そうするとオフィス勤務というスタイルは、選択肢の一つとなりうる。満員電車は緩和され、会社の近くに住む必要はなく、自分が住みたい場所を選べばよくなる。相対的に地域格差も是正されるんじゃないかって考えている。
・C to C
モノ余りの時代となり、在庫をつくるためのビジネスは長い目線で淘汰されていく。ゼロからイチをつくったところでシェアリングエコノミーの領域がもっと身近になっていく。
C to Cのメルカリなどのサービスがプラットフォームとして拡大していき、一つの経済圏をつくり得る存在になる。そのような経済圏からもれてしまうと、消費者がこちらを向いてくれなくなるようなことも考えられる。
プラットフォームは強者がさらに強くなるようにできている。Google、Facebookなどは国家予算レベルの規模まで大きくなっており、一企業が国家の代わりとなる可能性もある。もっといえば国家の役割がなくなっていく。
では日本では?という話で、メルカリ他のC to Cサービスでプラットフォーム構想のある企業に引き続き注目していきたい。