DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

252日(お金のことを考えてみる)

糸井さんの言葉を思い出した。
「お金と性は似ている。自分を横に置いてしゃべれる人はたくさんいるけれど、ちょっとでも自分をまぜようとするとたいへんなことになっちゃう」

そう、お金のことはなるべく語らないようにしてきた。糸井さんの言うように、自分のこととして語ろうとすると、なんか変なかんじになる気がしていて、なるべく避けてきた。ただ一つ、お金とどういうふうに向き合うかどうかは、ちゃんと考えて言葉にしておいた方がいいんじゃないかって。そう思うようになった。

ZOZOTOWNの前澤さんの記事がでた。

r25.jp

あの前澤さんである。お金をかなり使う方らしい。ただ浪費ではなく、考えたうえで投資する。投資とは自分のことでとことんつきつめることも含まれる。たとえば有名な美術作品を60億円で購入したことをきっかけとして、レオナルド・ディカプリオから自宅に招待されたらしい。

そういったつながりができたり、デザイナーやエンジニアがものづくりにどのように関わっているかという姿勢を感じることができたという。お金は使うことで、まわって自分にかえってくる。その秘訣は、物欲に任せているように見せて、使い道を考えて、投資しているということ。

お金を支払うとして、投資か消費か浪費かは、購入するその人のとらえ方次第と感じている。この記事をきっかけとして、何のためにお金を使うかという目的意識を持つようになった。

また記事を読んで、自分がどのようにお金に対して接しているかが浮かび上がってきた。一つは、お金は目的ではなく、ツールであること。それ自体をゴールとする人生はつまらない。価値が相対的であるからこそおもしろいのだけど。

たとえば所ジョージさんの言葉がある。自分に価値を感じていない人ほど、高級な時計など、金銭価値があるものを身に付けて、自分に価値を付加しようとするらしい。そんなことよりも、自分に価値がつくように投資していった方が健全だ。

二つ目として、自分にお金を使って投資するなら、自分を変えられるコトを選びたい。目的意識を持つことは先述した通りだけど、それによってどのように自分を変えることができるか。そうやって、常に自分をアップデートできるような姿勢でありたい。

そして三つ目が、誰かをハッピーにさせること。たとえばただ援助するだけじゃなくて、その人に真剣に向き合って投資する。その金額が小さくても、その人と社会のハッピーを考える。まわりまわって自分に返ってきたらラッキー、その程度。

価値というものは目に見えなくて、場合によってさまざまな数値に置き換えられることがある。その一つが、お金なのだと思う。会社の時価総額なんてものはまさにそうだ。売上がなくても、インスタグラムにものすごい価値が付いたりするのは、その会社の可能性が時価総額として価値に数字が付いたわけであって。

キングコングの西野さんっぽいけれど、自分の信用という名の価値を結果として上げていく。そのために好きなことと真摯に向き合って、社会と誰かをハッピーにする。そうすることを通じて、自分がおもしろがればいいなって考えている。