DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

284日(あわよくばを肯定したい)

「人生あわよくば」で生きていく

知人との会話でこんなことを言っていることを思い出した。あわよくば。「あわ」とは「間」から転じてできている。間がよくば、つまり都合が良ければ、いい機会があればという意味だ。いかんせん一般で使用される文脈のイメージとして下心とセットになっている印象もある。

だけど、ぼくはそのあわよくばを肯定して生きていくのもアリなのではないかと思っている。下心や助兵衛の文脈だとしても、たとえば出会いというラベリングが付いてない場で、恋愛が発展することも大いにあるだろうし、けっこうだと考えている。あわよくば恋愛でいいと思う。

下心以外にも当然あるはずだ。たとえば「戦場のメリークリスマス」を弾きたくなって「自分なんて」とか「ピアノなんて小さい頃から習っていなくて」とあきらめてしまう人がいたとする。あわよくばの気持ちで、いまからピアノを練習して遅いなんてことはない。

たまたまロンドンハーツを視聴して平成ノブシコブシの吉村さんが自宅にピアノを買って、「戦場のメリークリスマス」を弾くためだけにピアノを購入したとあった。ボケとしての流れだったけど、そういうベタやボケって素敵だと思う。もっというとこれから価値を持つ。

あわよくばって、常に打席に立てるように、バットの素振りまでいかなくとも、カラダのストレッチを怠らないようにしておく、心がまえのようなものではないかと考えている。話していた知人がそのときこう言った。「人生からあわよくばがなくなったとき、一つの青春が終わるってことですね」と。あわよくばの心を持ち続けるご年配の方は若々しいとか、そんなこともあるかもしれない。

表現者を応援することが好きな自分があわよくばとして表現の機会をうかがっている。とにかく経験することが大事なことは理屈でわかる。ビジネスモデル紹介でEYS音楽教室が掲載されていたのを見て、これを縁だと思って、知り合いきっかけで購入したウクレレ体験授業に試しで参加してみた。あわよくば、いろんな曲が弾けるようになりたい。あわよくばを持ち続けることを大切に。そしてあわよくばを、実践しよう。