DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

372日(「それでいうと〜」と話題を次々に重ねていく雑談が好きだ。)

「それでいうと〜」と話題を次々に重ねていく雑談が好きだ。

たぶん生産性はない。だけどその話に参加者たちがアドリブでテーマを自由気ままに出していると、時折奇跡のようなグルーヴが生まれる。まるで事前に打ち合わせがあり、台本でもあるような。そのとき、そのメンバーでしか生み出せないジャズのようなライブ感。放送作家的な雑談というか。

実際、放送作家や芸人さんたちと渋谷の安い居酒屋さんで芸能界トークをしたことがある。ときには声をひそめながら。そのときの一体感が忘れられない思い出になっている。こういう「芸能界」という共通のお題もいいし、何でもありでもおもしろい。話題がなんでもOKだと話に「その人らしさ」がより出てくるからだ。このブログでも紹介した「全部ひろう魂」を持って生きている。

創作において「ゼロからイチをつくるタイプ」と「イチを広げいくタイプ」。こんなタイプの分け方がある。ぼくの創作のスタンスとしては後者だ。会話を広げていくという観点からしても、あるものをどうやって転がしていくか。ここが得意というか好きな領域なのだと思う。

そこで自戒をこめて。たとえば議論の場がある。アイデア出しではない。そのなかで発言していく。自分自身の分析だが、話の文脈にそって部分的なショットはいくらでもできる自信はある。「〜といえばこうですよね」と。

ただし、部分的であるために全体としての自分のスタンス、考えはもやっとしていることがある。もやっとというか、1本の線にまだしていない状態だ。ショットでアウトプットをしているので、全体観が自分でもみえていないことがある。

さらにショットの内容に対しては想いが強く、ときには少々強引に「それでいうと〜」につなげることで、文脈がわかっていない方には伝わりにくい性質もある。森も見なければなあと。視点の寄りもあれば、引きも必要だ。ミクロとマクロをいったりきたり。大局観をもって、「ひろって」いこうではありませんか。