DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

322日(人の成功を素直に喜ぼう)

先日、News Picksでピックされた記事に「人の成功を素直に喜べる」人は、何がちがうのだろう。そんな内容があった。

 

ぼくが思い出したのは、島田紳助さんの言葉を思い出した。タイガー・ウッズのエピソード。ウッズはどんな試合でも、相手のパットをするタイミングで「入れ!」と心の中で思うのだとか。「相手」なのにである。ウッズにとって、「入る」というプラスの感情を常に持つことが自身をコントロールするにあたって大切なのである。これを敵対意識で「はずせ」と思うとマイナスの感情が働いてしまう。このマイナスは積もって自分に返ってくる、という考え方だ。

 

人の成功を喜ぶことは、人を認めること。たとえば日本選手を日本人は「同胞」として応援するわけだ。自分の範囲を広げることというのも大事なのだと思う。

 

ウッズのおもしろいところは、相手の成功を喜ぶことは、究極的にいえば自分のためなのである。自分のために、相手の成功を素直に喜ぶ。自分との戦いのステージに行っている人は「嫉妬」という感情がないのかもしれない。相対ではなく、絶対。プロフェッショナルの領域なのだけど、成功も絶対的であってほしいと思う。

 

立川談志は、なぜ幸福という感情があるというと、不幸があるからと言った。つまり、人間の感情とは、相対的という考え方。根源として、そういった面もあると思う。一方、世の中満たされてきている。欲求レベルは、自己実現から、さらに範囲が広がった社会を通じた自己実現までくると考えている。そうしたときに、大局的にみれば、相対から絶対の流れになっているとは思う。