DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

365日(ふりかえりと今年の抱負)

28歳まであと365日。
今日で27歳になったということかとしみじみ。

抱負を残しておきたいが思うままに記す。そもそもカウントダウンのようなことを始めたのはメタップスの佐藤さんの影響だ(「お金2.0」読まなきゃ)。時間の価値をよく知っている方だ。マネジメントするむずかしさもわかっている。おそらく死への意識も強いと思う。

そういえばホリエモンさんと高城剛さんの対談からも感じた(そういうテーマだったが)。死からの逃れ。いかに肉体と精神を持続させることができるか。一時期、News Picksをよくみていた。感謝である。こういった著名な方たちの方法は置いておいて「いまをかみしめる」という姿勢についてはぜひ学びたい。

かつてトーキングブルースで古舘伊知郎さんはこう言っていた。朝起きると、今日もまた目覚められたことに感謝する。毎日起床するとその言葉を口にするのだと。一日を迎えられる喜びを朝に感じることは素敵だ。また2017年は映画「人生フルーツ」をようやく拝見し、そこで年を重ねる美しさを知った。松浦弥太郎さんの言葉を借りると「今日も、ていねいに」。そうして年を重ねていこう。

どうしても毎日をやり過ごしてしまう節がある。たんたんとこなした方が楽なのだ。けれど1日がおんなじ日なんてない。二度とやってこないし、取り戻せない。もちろんリズムを持つことはたいせつなのだけど。思うのは、いまの積み重ねでしか未来はつくれないということ。「エッセンシャル思考」を一部参考にしている。要するに、いまを生きる他にない。

いまをどう生きるか。今年度の大ヒットの本といえば「君たちはどう生きるか」。そういう時代だ。60代の方と雑談をしていると、よく世代のちがいの話になる。

「おれたちが若いときは必死こいてがんばって、モテるために車をこしらえるのがあたりまえだった。いまの若い子たちとは全然ちがうね。やることが当時はそれくらいしかなかったしな」

かつての話。モノやコトが少ない(とくに情報)なか、過ごし方が限られ、楽しみは相対的になってくる。同世代の人口もいまより多い。そうなると、人と比べて幸せを見出すようになる。かつては相対の時代だったと思う。

いまはその逆だ。なにもが余って、情報過多。価値観の多様化。絶対の時代。世の中で自分の他に数百人しか知らない音楽バンドでも、好きなら堂々と聞く。人に好きなアーティストを聞かれたらこれまた堂々と答える。ぼくはそんないまが好きでもある。

尾原さんの「モチベーション革命」では、世代の差を「OSのちがい」と表現した。絶妙であると思う。いまの10代が半世紀後、現在の60代のようには確実にならない。なぜなら搭載のOSがそもそも違う。いやいまの20代と10代でもちがいは多くあるのかもしれない。

上の世代が羨ましく思うこともある。でこぼこしていないフラットな時代。そんないまの美意識を持った、新しい文化をつくる方法がある。その入り口を26歳の後半で出会うことができた。いまこその、でこぼこしていないフラットな野心を持って生きていきたい。