DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

422日

図式化、理論化された考え方、を考える。
代表的なところでいうとマーケティングの4P。最近読んだ「コンセプトのつくり方」でいえば、まさに「コンセプトのつくり方」が図解してあった。理論化された図解は、シンプルでわかりやすくときには美しい。

考案した者はその事柄についてどれだけの時間を費やして思考を重ねたか。優れた理論は後世にまで残る可能性さえある。そういえば●●理論って聞いたことがあるぞ。名前とともに永遠にーなんて。ビジネスデザインの濱口秀司さんはとくにそういうことが上手い方。

最近よく考えるのはインプットする側、つまり読み手の心得について。一つは当たり前のこと、「いい」と思ったらまずは実践すること。なんとなくだとアウトプットの意識が薄れ、ただ読むだけになってしまう。前提はアウトプット。自分のいま抱えている、考えている案件なら、どう料理できそうかと、本とアタマをいったりきたりすることが大切。

短絡的に「自分には当てはまらない」と自分ごと化しないと、またちがう本を読みあさる。勉強熱心はいいいことだけれど、理論の手持ちネタが増えるだけ。まさに、理論武装。実践がともなっていないと宝のもち腐れである。そういえば星野リゾートの星野さんは古典の教科書を100%信じて、すべて実践してきたと著書で述べている。自戒を込めて、まずは実践しよう。

もう一つ、最終的には自分自身で理論を編み出すくらいの気持ちで日々考えたい。というのも、図式化された理論は「説明できる」であって、それが真の「正解」ではないということ。実践はするけれど、それが完璧なものと考える必要はなく、自分なりの工夫や、考え方が出てくるといい。

たとえば「もっといい方法はないかと」実践しながら考える。ただ当てはめることと、ちがう筋肉を使うことになる。実践、批評、能動、ここあたりがキーワード。習慣化していけば新たな道が開ける。

まずできること。それはアウトプットを前提に、意識的に本を読み、まずは実践してみること。気になるキーワードでヒットした本をまず読むのはいいのだけど、自分ごとしないで「わかった気」になって本棚へ戻すってこと、よくあった。

もちろん、その分野を体系的に理解するために類書を買って斜め読みするのもよくて、その後の目的さえあれば問題ない。つまるところは読書の目的意識にたどり着く。

目的を「アウトプットのため」としよう。まずはやってみる。「これを信じてやってみよう!」という覚悟も必要だし、自分の感覚に正直になって本に向き合った方がいい。そのためには選書も重要になってくる。そもそもの内容もそうだし、自分が信じることができるか。説得力を自分でつくりあげる。そうすれば、思ってもいない力が出る。やろう。