DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

環境が人をつくるのは、どうやら本当

仏教には縁という考え方があるようで。

かんたんに言えば、人は接する他人によって形成されている、ということ。自分というものは、そもそもないのだ。みうらじゅんさんがよく「自分探ししても自分なんてものはない。自分なくしの旅をしなさい」と言っているのは、まさに仏教の影響です。みうらさんには「自分なくしの旅」という本もあれば「マイ仏教」という仏教によりフォーカスした本もあります。どれも、おもしろい。

すこしかたいですが、他者によって自己認識するという観点では、社会学でも相互作用論とかそういう領域もあります。つまり、他人が存在しなければ自分なんてものは存在しないという考え方が学問として考えられているわけです。

「他人は自分を映す鏡」とよく言いますが、ぼくはその考えに賛成します。かつて松岡正剛氏は「幼少期に『なに』について笑っていたかが、その人の人格形成において大きな影響を与える」と言っていました。なるほどと思います。そのうえでぼくは「誰と笑ったのか、しいて言えば誰と過ごすのか」ということも大切な要素なんだろうなと感じています。

たとえば自分の学生時代、就職活動の際、同じ志を持った仲間が集まるゼミのような仕組みがありました。ふりかえると、そこで何を学んだかは覚えていません。だけど、その仲間たちと切磋琢磨していたことは鮮明に覚えています。おもしろいのは、そういう人間関係はお金では買えないということです。(まあ、あたりまえなのだけど!)

さあ社会に出た!しかしながら新しい出会いは減ると言われることがあります。学生までは、クラス替えや進学などなど、段階式に新たな人間関係をつくる機会が用意されていました。社会に出れば制約がないものの、自分から動かなければ、会社と家を行き来するだけの生活になってしまう。これも、本当です。

むりやり羽を伸ばして帰属する場を増やすことよりも、心がけているのは、一つの場所に固定しないことです。いま世の中、そういう流れになってきていると感じていて。仕事における複業、パラレルキャリアもそうだし、生き方を論じた著書「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」でも述べられている。お金の投資も一つに固定しない分散型が主流だと思います。

ふだんの生活でも場を固定しなければ人との付き合いも、風通しが良くなります。たまに近況を話せる知り合いが何人もいた方がぼくにとってはおもしろい。いつものメンバー「いつメン?」が楽しい方もいると思いますし、これは人それぞれ。

そもそもどうやって、固定せずに人付き合いをしていくかというと、やっぱり自分で動いて場を増やしていく他はない。ぼくの場合、ヒントはサロンや勉強会、コミュニティだと思っています。

たとえば著名人の有料サロンに入会したとして、そのサロンの価値の大きな部分は「この人のサロンにわざわざ入ろうと思っている人と仕組みとしてつながれること」だと思うんです。「ホリエモンのサロンに入る人っておもしろそう、だから自分も入ってみよう」ってなりますよね。

今回、早起きの習慣をつくることに焦点を当てたサロンというか、朝活のコミュニティに参加してみます。ウェブ界隈で有名な方がいらっしゃるようですし、なにより早起きを仕組み化したいと思っていたところ。早起きばかりの方がいる環境に身を置いてみます、9月も楽しみです。


引き続き、よろしくどうぞ!