DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

ちいさな独裁者

緊張のふり子がずっと揺れ続く、見事な作品! ときは第二次世界大戦、敗戦の一ヶ月前のドイツ。脱走兵が大尉の軍服を偶然見つけ、寒さを凌ぐために身にまとう。そこへさっそく指示を求めてはぐれ者がやってきた。試しについた、ちいさな嘘。混乱した戦争末期…

201日(グルメとは何かを考える)

先日のことだ。仕事先の方と蕎麦屋でごはんを一緒しながらの打ち合わせ。「この枝豆、ワサビが効いていておいしいですね!」 サイドメニューの枝豆のアレンジに感心して感想を述べたところ、同席していた方たちは気付かなかったようで「言われてみればたしか…

202日(チームで働くということ)

株式会社GOという企業がある。博報堂出身の三浦さんという方が立ち上げた。大手クライアントを担当し、カンヌライオンなどで実績を残すクリエイターが独立したんだなあ、そんな風にとらえていた。 つまり個人として仕事がくるようになると、独立志向のある方…

203日(株主と会社、ファンとアイドルの関係性)

会社と個人の関係性について考えるなかで、個人株主という存在に興味を持った。法人ではなくあくまで個人。b to cの領域においては、顧客つまりファンが個人株主になる場合がある。ではその個人株主の比率が多いとメリットがあるのか? まず個人株主の比率を…

204日(悔しさを冷凍保存しておきたい )

「くやしい」。一言まず、その感想が出る。プレゼンで負ける機会が最近なかった。正直そんな事情もあって、浮かれていたところもあった。 だけどその分、学びになる部分も大いにあったといえる。このくやしさを鰊(にしん)のように塩漬けにして保存しておき…

205日(プレゼンの方法を言語化すると)

よし、明日はプレゼンだ。サードプレイスとしてのコミュニティ。そこのチーム発表。資料づくりもそうだし、発表も担当する。いくつか本を読んだり、自己流で試してきたりして、何となく方法が定まってきた。いま一度、プレゼンにおける自分のやり方をここに…

206日(DMMから企業とは何かを考える)

DMMが企業としておもしろい。 買収を重ね、会員はいまや2900万人、サービスの数は40にのぼる。 昨年には10個の新サービスが生まれた。そのなかには話題となったCASHなども含まれる。 見境なく拡張するDMM。News picksなどでの露出をきっかけとしていまや名物…

207日(「万引き家族」を観て考えたこと。)

カンヌでパルムドールを受賞した是枝監督の「万引き家族」を観てきた。家族とは何かを考えさせられる、心の中で後を引く映画。 宇多丸さんのムービーウォッチメンを先に聴いてから今回は劇場へ足を運んだ。ネタバレこそないけれど、どういう内容で、どういっ…

208日(イニシアチブを加点方式で!)

「信用を積み重ねるのはむずかしいけれど、信用を失うのは一瞬」。 ざっくり、大きな意味で信用というものは減点方式ということである。失うときにどんどん数値が動いていくようなイメージ。 本日、WOWOWのボクシング専門番組「エキサイトマッチ」の共創イベ…

209日(「おもしろい」のその先を考える)

「おもしろい!」 自分が感じたときはなるべくそのとき言うようにしている。飲み屋の会話一つとってもそう。そうやって相手の発言にラベリングすることで、宙に消えていかず自分のなかにストックされている気もする。否定するよりは、おもしろいを見つける人…

210日(「人を笑わせるとは何か」まで考えた)

ここまで笑ったのは、いつぶりか。 漫談家の街裏ぴんくの独演会が吉祥寺の武蔵野公会堂で行われた。そもそも街裏ぴんくとは何者かというと。ものすごいディテールがリアルで、完全に嘘のエピソードを繰り広げる漫談家。鈴木おさむさんは星新一や筒井康隆に例…

211日(自分の承認欲求を承認する)

つい先日、放送作家の知り合いとごはんを食べた。ぼくと放送作家おふたり。そのうち、ひとりが同世代。その方が途中、ふともらした一言が印象に残っている。「承認欲求がとまらない」 その方はもともと高校時代からお笑い芸人として活動している方。つまり舞…

212日(「ミッションは武器になる」は本当だろう)

「おとなの!」での武井壮さんの授業をふと思い出した。 たしかYouTubeに公式としてUPされているはず。おぼろげな記憶だけど、スポーツマンとしてお金を多くもらえるかは、幸せにできる人の数に比例するという話だった。 たとえば世界で活躍するサッカー選手…

213日(「いい人かどうか」が大事になってきた)

今さらながら、メルカリはクレジットスコアをつくったらしい。 メルチャリなど他のIDを統合して、各サービスでの取引の実績を評価するもの。その評価は、メルペイなどの金融の他サービスなどもろもろで、重要な評価基準となる。 つまりメルカリ経済圏として…

214日(自分のなかの空白を埋めていく)

あたりまえだけど、時間は有限だ。だから人は考える。無駄をなるべく排除したい。そのためには物事を合理的に考えなければいけない。 まず目的があるとして、アイデアを落とし込むのには順序がある。目的→戦略→戦術、この順番。森岡さんの本で整理ができた。…

215日(TSUTAYA図書館の発明)

佐賀県の武雄市図書館へ! CCCが運営する新しいかたちの図書館だ。代官山蔦屋や銀座蔦屋、中目黒蔦屋などの本屋+カフェの空間を見事に武雄市図書館でも体現していた。 たとえばスターバックスのある1F部分は、そのまま蔦屋書店のように新刊が蔦屋の書籍分類…

216日(歴史は現場がやはりいい)

いざ吉野ヶ里遺跡へ こういう遺跡巡りはステキなガイドの方と当たると俄然おもしろくなる。佐賀を愛し、そして歴史を愛する熱いおじさまから、いろんな話を聞くことができた。 おじさまは、ぼくの思い込みを見事にときほぐして、ドラマチックに語ってくれた…

217日(話で人を引き込むということ)

立川談春が地上波のテレビドラマに出始めたころの話。 ドラマの共演者が自分の落語を観に来てくれることが増えてきたという。プロの役者を前に落語を演じることについて、かつて談春さんは雑誌のインタビューでこう答えた。 「こっちの作った世界に易やすと…

218日(自分のジグソーパズルを崩したい)

映画業界の知り合いと語り合った。映画のフリーペーパーを季刊誌として、1万部発行している紙メディア。こちらを統括している編集長だ。 彼と話をしていると毎回発見がある。学生時代、社会学に足を突っ込むと、時代と自分の距離を客観視して読み取りたくな…

219日(観光するときの、情報源をどこにするか)

そうだ、今週の金曜日から佐賀に行く。 佐賀のアイスメーカーである竹下製菓さんへおじゃまする。プロモーションのお手伝いをするなかで、自分ごとにすべく、協力メンバーたちといざ佐賀へ。ぼくにとっては初めての佐賀。右も左もわからない。往復の航空券と…

220日(各ジャンルの教科書を持つこと)

ぼくが感じる本の楽しさといえば、未知の領域への興味の派生だ。本にはいくつも魅力があるが、次々へと連鎖する「派生」は欠かせない。 たとえば最近よく読んでいる森岡毅さんのマーケティング関連本から派生して、クラウゼヴィッツの「戦争論」に興味を持っ…

221日(自分の限界値をどこに置くか)

お酒との付き合い方を考えていて、この機会に整理して記したい。 「どれだけ飲めるか限界を知った方がいい」学生時代や入社間もない頃、そんなことがよく言われていた。 飲み過ぎて一度潰れないと、自分がどこまで飲めるかわからなくなるというお話。そうい…

222日(悪口について考えていること)

おぎやはぎのインタビュー記事が出た。テーマは悪口について。媒体は新R25。 https://r25.jp/article/556389722790707537 ふたりはラジオやAbema TVの「ブステレビ」をはじめ、人の悪口をよく言っている印象があるのに、なぜ炎上しないのか。アルコ&ピースが…

223日(手を挙げるキャラになること)

どちらの芸人が言っていたのか忘れてしまったけれど、鮮明に覚えている言葉がある。 「10年お笑いをひたむきにやっていれば、売れるチャンスは誰にでも必ず一度は巡ってくる」 ぼくの解釈としては、10年間、たんたんと、ただ活動していて成功することはまず…

224日(人から言われて気付く産物)

2日間の研修があった。 これまでの職業人生をふりかえり、今後を見つめましょう、というもの。いわゆるキャリア研修ってやつだ。 会社が費用を負担してくれる。そこにまず感謝したい。事前課題であるこれまでのふり返りは、ていねいに時間をかけた。ただ正直…

225日(面白法人カヤックの組織づくり)

人口からこれから急激に減る。しかしながら株式会社的な企業は対株主の手前、右肩上がりの成長前提の戦略となっていることが多い。場合によっては、売上第一主義で「それは戦略と呼べるのか」なんてこともあり得る。 では代替案があるのかという問いを自分の…

226日(テレビ好きと相対化世代について)

いきなりだけどぼくは、テレビが好きだ。 堂々と言える自信がある。だが正直なお話、そこまで観てはいない。好き=量と考える方に対しては「文化としてのテレビ好きです」と伝えるようにしている。 たしかにテレビ創世記の話には興味もあるし、小林信彦のテ…

227日(個人のブランド化について)

無敵のサラリーマンでおなじみ、LINEからZOZOに移った田端さんが来月頃に「ブランド人になれ」という本を出すらしい。同タイトルの本がわりと前から出ていて、いまにも通ずるよって知人から聞いたばかり。個の時代の波がたしかに、徐々に、押し寄せている気…

228日(組織のあり方がどう変わるか)

組織は固定から流動化へ。家入一真さんなどが提唱しているように、組織における仕事はプロジェクト化していくと考えている。分散する。 たとえば会社に属するサラリーマンは、一つの会社に留まるのではなく、プロジェクトをいくつか抱えてパラレルに進めてい…

229日(ローカルをいろんな角度で見る。)

映画監督の中川龍太郎さんと、灯台もと暮らしの会社の代表を務める鳥井さんをおつなぎした。 中川監督の「四月の永い夢」を観終わったあとだ。鳥井さんにつなげば、きっと話が合うだろうなあ。ふと思ったことがきっかけ。おふたりは意気投合していて、これか…