DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

233日(自分のなかにさまざまな人を持つ)

はあちゅうさんがこんなことを言っていた。「自分の心のなかにホリエモンを持とう」と。強気にいこう、クリティカルな視点を持とう、そんなような文脈だった気がする。ホリエモンならこんなとき、何て言うか。

誰誰ならこういう言動をするということを、自分の指針にしてみる。ふと我に返ってそんな思考をすることで、客観性が出てくるだろうし、一度やってみて損はないと思う。

ビジネスのお話であるのがたとえば「ソフトバンクの孫さんだったらきっとこう考えるはず!」と自分の鼓舞に使うこと。ロールモデルを自分のなかに持たせることで、積極的な行動につながる効果もあると思う。

糸井重里さんはこんなことを言っていた。「自分の心の中に小さい子供からお年寄りまでがいると想像する。その人たちが通っている道に自分の伝えたいことを看板にして立ててみよう。そのとき周りはどのように感じるか」

自分のなかにさまざまな人をたとえばサービスを提供するにあって、それぞれどのように感じるか。ここを想像できるようになると強い。

自己流でいいからペルソナ像をつくってみる。もしかしたら、そのオリジナルのサンプルをたくさん持つことが「ふつう」を知ることにつながるかもしれない。

やっていいかわるいかは置いておいて、誰かになりきった気持ちでラジオのはがきを投稿することって、そのあたりの筋肉を鍛えるいいレッスンになるかなって思った。

たとえば地方から上京してきた20代のOL、ウェブ企業に勤めながら趣味のサックスでプロの道を探る30代の男性とか。

募集テーマに対して、いろんな組み合わせてリアルな投稿をしようとする。しかしそこに自分なかのサンプルがないとできないもの。もちろん作家の才能がある人はちょろっとできるかもしれないけれど。

タモリさんがタクシーに乗ったとき、職業を偽って会話するイタズラも、サンプルがないと成立しない。「ふつう」を知るために、自分のなかにさまざまな人を心のなかに持とう。そのためにはアンテナを張りながら、いろんな人と出会って、話すことなのだと思う。