DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

246日(予想できうる、これからの社会)

社会を俯瞰してこれからのサービスを想像すること。今日も社会とサービスの接点を考えている。この時間にも進んでいる社会において簡易に想像できることを羅列してそこから一歩、考えを深めてみたい。

・自動運転などモビリティが多様化して移動が楽になる

・技術革新の影響で仕事の総量が減り、余暇の時間が増える

・人口は長期的に減少していくが、寿命100年時代が到来する

・5Gなど通信の飛躍的進歩によって、やりとりに物理的距離の障害が格段に下がる

そのうえでどんなことを人々は求めるようになるのだろうかというお話。

まず暇な時間が増えることによって「ひまつぶし」に光が当たる。かんたんにいえば娯楽の必要性がこれまで以上に増える。たとえば会社にいって毎日時間を捧げて対価としてお金をもらっていたサラリーマンが、急に時間を持て余したらどうだろう。娯楽はもちろん、余暇の過ごし方自体にフォーカスを当てたサービスが生まれるかもしれない。

技術革新によって物理的な制約をあまり受けなくなる。移動がしやすくなるので旅行などの需要は今後も増えていくだろう。同時に、外に出る必要性も減っていく。たとえば映画館にいかなくても自宅で映画館にいるような体験ができれば家で簡潔する。リモートワークも増えるので、サードプレイスのような場所や自宅の価値が高まる。WeWorkのような場所、コミュニティ、不動産としての自宅。このあたりは注目したい。

寿命が増えることで、人が老いていく過程を再度デザインしていく必要性が出てくると思う。一昔は60歳で還暦でご老人だったが、一新しなければならない。それぞれの世代で元気な方たちはどんどん増えて、今までにないライフスタイルが生まれてくる。そのなかでどんなものが求められるか。

引き続き、健康や医療の領域の需要は高まる。単純な若返りではなく、サステイナブルというかフランスのスローライフのような、物語がないなかでの理想郷をそれぞれが見つける時代になる。
では「自然」とどのように共存していくか。競争の排除。平和主義。成長前提の株式会社のシステムのひずみ。全体主義からのベーシックインカムの導入。

その一方で巨大な企業が国家の代わりとなり、経済圏をつくる。そこの舞台に日本の企業は一つでもあるのか。企業同士はせめぎ合い、覇権争いをする。個人は企業に帰属するようになるかもしれない。

かつてイオンが巨大化していって、イオンマンション、イオン小学校、イオン大学など、すべてイオンが支配する経済圏を妄想したことがある。C to Cとしてのプラットフォーマーであるメルカリのようなサービスが今後日本で生まれていくのか。ばらばらと書いてきたけれど、わくわくしている自分がそこにいる。