DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

251日(新規事業をアタマの隅で考えてきて)

会社にいながら新規事業を興すこと。

いまや安定という言葉が通用しない世の中で、既存の会社が新規事業のアクションをすること。そうして新陳代謝して自社をアップデートする必要性は一般化されてきている。組織に属している方のなかでも、新規事業を任せられる人もいれば、「やりたい!」と意気揚々としている人もいる。「新会社を設立しましょう!」といったように。

そこで挙手することで得られる体験は財産になる。ひとりの人間のキャリアにおいて、貴重な経験が血と肉になるだろう。ぼくはアタマの片隅で、なにかできたらとこれまでなんとなく考えてきた。ゼロから立ち上げるよりも、いまの組織のなかで貢献できることとして新しいことができないか。

たとえば自社の100%子会社であれば、何も後ろ盾のないところから始めるよりも遥かに「成功しやすい」と感じるわけである。ひとこと、リソースだ。信用もお金も人も。いい意味で思いきって行動ができるのではないか。期限を決めてラインを設けておき、達しなければたたんでしまう。メイン事業があるので、大きな支障はきたさない。

ではどんどんやれとなるか、実行するか。こういった件は、マインドだけあっても実行に至らないし、やったとして失敗して二度とできなくなってしまうようなケースも考えられる。ぼくはここにポイントがあると思っている。

メイン事業がある会社が新会社を立ち上げたとして、どのように差別化して成立をさせていくか。アセットも何も使わない領域にチャレンジしたところでノウハウがまったくない。そこに目的があればいいのだけど、なければあまりにも無謀である。

では自社のリソースを活かせるかたちを模索するとする。思考の起点はそれでいいかもしれないが、メイン領域に近いとすると、新会社は何ができるのか。親会社の受託だけするためでは新規事業のマインドからは乖離してしまう。

ぼくの考え。自社なり既存のグループ会社で可能性があると思われるサブ領域を、リブートするないしは「あるべき姿へ転換させていく」。ここが大事。つまり、大喜利のように新しく何をやるかお題に答えていくのではなく、ヒントは周辺、近くにあるということ。一つ、見つけかけている。

その必要領域と、「やりたい!」気持ちのある人間をマッチングさせていくようなイメージ。そうして新しいことができるような雰囲気を醸成できるようになると、いくつもメリットがある。事業を通じて得られること以外としてたとえば、内部の士気向上、広報的なブランディング、結果として外部からの人材確保の点で人事にもつながってくる。やれる環境をつくっていこう。