DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

267日(ギブの精神でいこう)

人と人をつなげること。
人を紹介することが好きだった。見返りは求めない。図らずもギブの精神で行動してきたことがあった。

尾原さんの新著「どこでも誰とでも働ける」には、彼が実践してきたギブの行動についても書かれている。尾原さんは人をつなげる紡ぎ屋というネーミングを自ら付けて、まさにギブの精神で人と人をつなげてきた。間接的だけどぼくは実際に仕事でご一緒する機会があり、たしかに尾原さんきっかけで人をご紹介いただいたことがあった。

人をつなげていると、こういう風にとらえる方もいるようだ。「いい人を紹介しても、つなげた本人のことは忘れられてしまう。そして結果として悪い人を紹介してしまえば、つなげた者が悪者扱いされる場合もある」。つまり、リスキーだと。その発想が新鮮だった。

ぼくは社会人になった仲良くしている方は、つねに誰の紹介でいまその人とやりとりをできているかを忘れぬようにしている。それは自分自身がつなげることを意識しているからだろうか。ギブを受けた恩は返したい、少なからずぼく自身はそう考えている。

最近、ギブのことを考える機会が増えてきた。たとえばクラシルの堀江さんのインタビュー記事を読んで。自分がどうあるべきかについて。人に対してペイフォワードの精神を持てているか。つまり、ギブの精神があるかが重要だと。印象的だったのは「結局、悪いこと考えているヤツの周りには、いいことが一つも起きてねぇな。。」という言葉。

佐々木俊尚さんと糸井重里さんの対談イベントにおいても、佐々木さんがギバーであることの大切さを話していた。そのなかで紹介していた本「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代」は読んでみようと思う。

カンタンに言えば、まっとうに生きようということだ。当たり前といえばそう。いろいろなものが可視化された現代では、ごまかしが利かないのである。Facebookではどういう関係を築いているのかが一発でわかる。信頼が貯まっているか。

見返りを求めないギブをすることが、まわりまわって自分に返ってくる。重要なのは目的が後からくる見返りではなく、ギブすること自体に喜びを感じることができるか。そういうギブをしている人は、結果として信頼が自分の味方をしてくれるということ。

気持ちいいギブをして充足感を得よう。その結果として信頼が貯まってゆくのだ。