DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

276日(ポートフォリオ的な本の読み方)

ずっと乱読していた。
本棚を整理をきっかけに、何をいま読むのか、読まないのかという優先順位付けができるようになってきた。読書について同時並行が自分には合っているようで、大きく3つに分類できる。一つは固定でビジネス書、すぐに行動に試せるし、ちょっとした栄養補給のように読んでいる。あとは趣味の領域。自分がいまはまっているものを2つほど。いまでいえば、SF小説とAmazon(ジェフ・ベゾス)。ポートフォリオ的に読むのもいいかもしれない。

そして紙と電子書籍で読むライフスタイルが変わる。「紙で読みたい!」と思えるものか、そもそも電子化していなければ紙。室内とくに寝る前は必ず紙の本を読む。電子版は移動中などスキマ時間でよく読む。Kindleを主に使用していて、なるべく積ん読はしないようにしている。目で見えなくつい、買ったこと自体忘れてしまうので。いまはAmazon自体のことが知りたくなって、ジェフ・ベゾスの本をKindleアプリで読んでいるの。内容がボリューミーで読み終えるのに3〜4週間はかかりそう。

SF小説。小さい頃、手を出したことがあったが、表紙や挿絵がどうも気に入らなくて(何かのシリーズだったのだろう)そのままにしてしまっていた。ブルータスの本特集や、著名人の対談などでSFの話題になると、作家や作品の名前はなんとなくわかるけれど、とくに読んでいないなあと思うことが多かった。

実はジェフ・ベゾスが宇宙への興味の入り口としてSF小説をよく読んでいたと本にあった。そこで「これを機に読んでみよう!」となった。本が別の読書欲を刺激することもあるのだな。いま自分がSF小説を読むにあたって、作品そのもの以外の見方もしている。たとえば出版時の世の中の環境で、著者はどんな想像をふくらませていたかという視点。極端な話、時代が前ほど、「予言」的な意味合いが強くなるので、別の好奇心が生まれることがある。

そういう意味では、SF史に興味がある。ただこれまでは、ジャンルのまとめ本だけ読んで満足していた節があった。しかしSF小説は読まなければ確実にわからない。下北沢の古書店で先日たまたま手にとった「タイタンの妖女」を読み始めた。爆笑問題の太田さんが気に入っている小説の一つだ。解説文を寄稿している。

他では「地底旅行」は漫画版から入って実におもしろかった。SF作家の作品は小説もちろん漫画、映画などそのあたりもいくつか楽しみたい。趣味枠のSFは、もうちょっと深堀りしようと思う。