DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

294日(やさしい企画を考える)

その企画は新しいか 楽しいか 誰を幸せにするか

 

オレンジ・アンド・パートナーズの企業理念。この3つのキーワードを大事にして仕事をされてきて着実に成長をしている。副社長のお話を聴ける機会があった。すなわち、企画とはどんなものがいいのか。

最近、あるクリエイターに言われて気付いたという。「なぜオレンジ・アンド・パートナーズはやさしくて、あたたかみがあって、世の中のためになることをしていて、ビジネスとして成立するのか」。なぜ成長ができているのか。それは、いまの世の中には、ぽっかりと穴があいていて、その穴を埋めることが課題解決であり、企画であり、この会社のミッションなのだと。

企画によって、たとえばローカルの課題を解決する。課題があることで、そこに大義名分が生まれるわけで。その第1線で、やさしさとあたたかさで人をワクワクさせる。素敵な仕事だなあと。好きになること、関わることについてヒントも学んだ。

人が仕事であるモノに関わるとして、そのモノを仕事をきっかけに「好き」になることは正直、むずかしい。ここを知らずに、好きに・わかった気をして企画を立てるほど危ないことはないという。戒めである。つい仕事をしながら、好きになった気持ちでいる。本当に好きな人の気持ちは理解できても、自分がその人になることはできない。逆算したカスタマーカーニーを引こうとしても、むずかしい場合だって当然あるわけで。

ではどうするか。好きにならなくても、そのモノに関するストーリーやプロダクトそのものについて、一つでいいいから心から「おもしろい!」と感じるものを見つけよう。そこが企画の第一歩であり、世の中にあいた穴にもなりうると。好きになる気持ちと、おもしろがる気持ちは別物なのかもしれない。

やさしくて、あたたかくて、誰かを幸せにする企画を、世に出していきたいものだ。