DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

307日(「達人に訊け!」は本当である。)

何かについて深く知りたいと思ったとき、その道のプロに聞くのがベストだとあらためて思う。たとえば絵心を身に付けたいと思って、プロの知り合いから聞いたのは、「アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術」。

自分で本を探そうとするといま、まずAmazon検索をする。そのときはまったく出てこなかった。本屋で偶然手に取ることはあるかもしれないけれどAmazonでは出会えなかった。もちろん、ネット上で誰かがオススメしていてそれをピックアップできる可能性もあるだろうけど。知り合いが教わっていた塾長の方の本という、それだけで「まちがいない!」というフラシーボ的な効能も含めて、聞いてよかった。

音楽理論について学びたいと思った。そこでプロに事情を話したところ、基礎が学べるウェブサイト、そして自身がジャズを学ぶのにあたって参考になったという「山下洋輔のジャズの掟」という本を教えてもらった。音楽理論などでAmazon検索しても、ここでももちろん出てこなかった。教わってはじめて知る本だ。知り合いが参考になったということもあるし、山下洋輔といえばタモリとの交流をはじめ興味も持っていた。うってつけである。

なによりも説得力があるし、おもしろいのが「ああ、その本ですね」となることが他の方も含めて一度もない。別にマニアックなものをあえて選んでいるようには見受けられないし、本の内容は上級者向けだとしても色物ではない。

おそらく本だけではなくても、その道のプロがインプットしてきたものはたくさんあって、CDでもなんでも、話を聞くだけでもおもしろいと思う。まあ、そういった内容をうまくまとめてくれているのが、カルチャー誌だったりするのだけど。達人に訊け!は本当である。