332日(グラフィックレコーディングを目の当たりして)
絵心への無関心
子どもの頃を振り返ってみると、好きな漫画のワンシーンを自由帳に写してコレクションする、そんな遊びをしていた記憶がある。ドラゴンボールであったり、こち亀の秋本先生のこだわりのメカニックだったり。
あくまで「写す」のであって、自分でオリジナルの絵を描いておもしろがることはしてこなかった。「いいとも」の企画コーナーであるような、国民的なキャラクターを想像で描いてみる、そんな遊びは高校生の頃までそういえばあったが、似ていなさを笑うもの。
ただ「似せる」という領域がおもしろいのは自覚していて、いまでも高度な技術だと考えている。線と記号の集合体でしかない似顔絵が、なにをもって、その人と成らしめるのか。関心は強い。まず手塚先生の漫画の描き方の本を、そろそろ読まないとなあと。
図解というアプローチ
先日たまたまnoteでチャーリーという方のビジネスモデル図解を拝見した。いまホットな企業は、どんなビジネスモデルを構築しているのか。「見える化」をして公開してくれるのは嬉しいし、図にする圧倒的な力をまざまざと感じた。どうやらデザイナーさん向けに講習イベントなども実施しているようだ。
チャーリーさんが影響を受けたということで挙げていた「ピクト図解」の本は購入してみた。最低限のスキルというか、方法は身に付けたいという想いがある。濱口秀司さんの四象限しかり、図解をすることによって、たしかに新しい視座を得られるというか、隠れているものを可視化させられる可能性を肌で感じているからだ。
グラフィックレコーディングという世界
グラフィックレコーディングとは、かんたんにいえば、会議の議事録を図にしてビジュアルでわかりやすく表現しようという一つの方法だ。ほぼ日手帳の使い方として、関連書籍の著者さんを招いたコンテンツ記事を見つけたが、日本でも徐々に広まってきているようだ。
昨日の秋田の地域活性化へ向けたイベントで初めてグラフィックレコーディングをされる方とお会いした。たしかに議論やアイデアがビジュアルでまとまると次のアクションへ動きやすい。1人完璧な方がいらっしゃれば「おまかせ」でよいのだが、このツールは、誰もが使えた方がいいのではないかと感じた。
デザイン思考というか、議論やアイデア出しも、ただ論理や文脈を追うだけではなく、図でまとめられるような思考も持ち合わせて臨んでいくと、生産性も上がっていくのではないか、そう思った。