DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

338日(ここで住まいを考える)

住まいについて考えてみたい。

住み続けるべきか

2年更新の時期がやってきた。失念していた。なんなら3年更新とさえ思い込んでいた。基本は2年だろう。次の更新をして4月を迎えたとすると、5年目となる。うーん、少なくとも、4年間を同じ住まいで暮らしているというのは感慨深い。ただし更新をするとそれなりに諸費用がかかってくる。

更新の機会で引っ越しをする方も多いだろう。では引っ越しをしようとすると、初期費用がもっとかさむ。ニュースでもよくみるが、住みはじめのイニシャルコストは一般消費者からすると、なかなか手強いものだ。

どういう基準でそもそも住み始めたか

ぼくにとって初めての一人暮らしの住まい。入念にリサーチして決めたこともあるが、ここまで住み続けるとは、正直思っていなかった。当時、どんなことを考えて、どこに価値を置いて決めたのか。

まずアクセスだ。たとえば通勤は30分以内におさえたい。また利用する交通機関がいわゆる満員電車にあたらないようなライン。時間によると思うが、イメージとして田園都市線、銀座線はいつも込んでいる。最寄り駅が始発があるので、かなり楽だ。電車がないときはタクシーを利用するとして10〜15分程度の場所がいい。慣れ親しんだ神奈川県への帰りやすさも考慮して選んだ。

おちついた場所がよかった。繁華街からはすこし離れた位置にあってほしい。また、大通りに思い切り面していない方がよかった。ここはなんとなく選択の基準にあった。コンビニ、スーパーの距離。たなぼたで宅配ボックスがあるが、おそらく次に引っ越すならば、宅配ボックスはマストである。さいあく、大家さんを説得して買う。

あえていうと、近所の交流がない。そもそも求めていなかったけれど、良くも悪くも、我関せずで今っぽい。ストレスフリーだ。地域のお祭りなどはあって、出る人にとってはそんな機会もあるが、フツーに暮らしていると、とくに接点もなくここまでくる。住んでいる場所で区分けするウェブ上のコミュニティサービスを見たことがあるが、盛り上げるのはむずかしいだろうが、着眼点としてはアリだと思っている。

住まいの新しいカタチ

シェアハウスというともう古臭く感じるけど、新しいカタチなことはたしかだ。家入さんはリバ邸というシェアハウスをつくった。トランジットジェネラルオフィスがプロデュースするザ・シェアは一時期よくきいた。どうしてもシェアハウスは、住んでいる人次第のところがある。そこを逆手にとって「こういう人が住んでいる」というブランディングをしたのだと思う。多少の排他性、クローズドの要素がありつつ、閉じすぎない環境づくり、おもしろそうだ。

知り合いが渋谷から高円寺のシェアハウスに引っ越した。シェアハウスといっても、もちろん住まいは個室。そのマンションには共用スペースがたしかある。「近所付き合いにそれなりに興味があります」という人が集まっているという前提、これが担保されている。飲食店が同じ建物内の1階?にあって、夜な夜な飲んでいるとか。なかなかおもしろいと思う。もしかしたら共用スペースがなくても、そんな場さえあればいいのかもしれない。

住まいを変えることが、環境を変えるイチバンかんたんな方法である。ゆえにちゃんと考えたいなあ。いろんな選択肢がある。まずは更新しつつ、取り組んでみよう。