DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

368日(「人生おもしろがり」を深堀りしてみる)

「人生おもしろがり」ぼくが掲げている生きるテーマ。

先日、大学生の方々とのワークショップがあった。そのときの自己紹介のなかでもテーマについては話をした。ここで、もう少し考えてみたい。

「人は退屈に耐えられないことからすべてがはじまる」という立川談志の言葉。他にもみうらじゅんの生き方や「暇と退屈の倫理学」にも影響を受けた。つまり人生とはひまつぶしである。そのひまのつぶし方の工夫で、いかに豊かに生きるか。ここをみんな考え、悩んでいるのだ。そう、悟った。

また死に対する意識が幼少期に強くあって、やがてそれは諦観となる。「いつ死ぬかわからないからこそ、いまをかみしめて生きよう」。肯定してとらえるようになった。そうしてたどり着いた言葉が「人生おもしろがり」。

この言葉の周辺をキーワードで出したイメージしてみたい。ざっくばらんに以下。能動/インプット/アウトプット/笑顔/充足/アクティブな隠居/ふれあい/温かみ/質感のある/趣き/刹那/芳醇/知識欲/学び/対話/友人/暮らし/没頭。

こんなかんじ。「隠居」という言葉がパッと出てきた。単語の持つ語感から「アクティブ」を付けてみた。「アクティブな隠居」は一つヒントになるかもしれない。

逆、対局にあるイメージを考えてみる。対義語。一言でいうと「自分の人生に期待をしないこと」だ。これを逆説的にいえば、人生おもしろがりとは自分の人生に期待する態度そのもの。人生に期待すること、日本に期待してみること。そして態度にあわせて行動すること。そのキーワードが「アクティブな隠居」になり得る。

隠居とはもともと家督を別の者に譲ることを指していたが、制度そのものは明治で廃止となる。いまは悠々自適な生活を送るという意味が残っている。また、隠れて生きるというニュアンスもまだあるような気がしている。アクティブな隠居を指す言葉の開発を含めて、この周辺のヒントを拾っていこう。