DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

387日

松浦弥太郎さんの本を読んだ。「ほんとうの味方のつくり方」。どうやって世渡りをしていくか、ここはみんなが気になっているところ。ただ、内容はもっと踏み込んでいる。それは自分の内側の味方を考えること。「内側」とはなにか。まず、自分の持っているものをリストアップする。そうしてそれらを、より引き出し、向上させるため、それぞれ味方をつくっていきましょう、と。松浦さんはこんな9つを挙げている。

  1. 健康
  2. 身だしなみ
  3. マナー
  4. 時間
  5. お金
  6. ライフスタイルや生活習慣
  7. 経験と知識
  8. 道具
  9. 情報

このリスト自体、自分と向き合わないと出てこない。いいアウトプットになる。ちなみに優先順位を1から付けている。やはり松浦さんは健康がもっとも上位にくるのだなあ。せっかくなので、自分も考えてみた。

  1. おもしろがり精神
  2. 生活習慣
  3. 美意識
  4. 食の価値観
  5. 人間関係
  6. 健康
  7. 時間
  8. お金
  9. 情報

こんなベスト9になった。巻末の水野さんも自身のリストをつくって言っていた。「ちょっと背伸びしているかな」って。まあ、良しとしよう。で、この本のいいところは「味方をつくるためには、まず自分を知ることが大切」というスタンスを一貫しているところだ。他にもたとえば人に説明できる、自分の理念を持とう、とある。松浦さんでいえば「正直、親切、笑顔、今日もていねい」。

では自分の場合はどうか。ぼくの理念は「人生、おもしろがり」。これに尽きるなと。考えてみて立川談志の言葉がまず頭に浮かんだ。「人間、退屈にたえられないことからすべてがはじまる」。最近読んだ本に「暇と退屈の倫理学」があるが、まさにそうだと思っている。つまり「人生、退屈のがれであり、ひまつぶし」である。そのなかでどんなスタンスで人生を歩んでいくか。「おもしろがり」だ。

何事も好奇心を持っておもしろがること。この部分はタモリさんやみうらじゅんさんから勝手に影響を受けている。ミーハー冥利。「おもしろがり」の面積を増やしていくためには、教養が必要になるし、それなりに教養にも深さがあった方がいい。すべての目的はおもしろがる人生のため。勘違いしてはならぬのは、教養が目的そのものになってしまうこと。それではただのスノッブだ。スノビズムな人間にならぬよう、工夫はしているつもり。

本のきっかけで自分の内側のベスト9と理念が見えてきた。そういえば、人生で大切にすることも2017年に決まった。「自分が『おもしろい!』と思ったものに対して、スポットライトのように光を当て、拡声器のように伝え、貢献をすること」。このあたりも板に付くように。いろいろ固めていく時期だ。今年もおもしろがろう。