DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

389日

2017年、自分の行動を振り返ってみる。意図的にできたのは「ひとり」の時間を増やしたこと。これまで誰かと一緒に過ごすことで得られる刺激を大切にしていた。新しい出会いにも恵まれてきた。同時に思っていたことは、自分本位で勝手ながら、人とのつながりに目処がついた。ここまで育ててきた人間関係をないがしろにするわけではないけれど、自分の時間をつくろうと考えた。

これまでは中途半端にひとりの時間をつくっていた。せっかく向き合う時間があるのに、SNSをチェックして、周囲の方々の動きが気になってしまう。「つながり」をスマホで求めてしまっていた。

今年は「何に」自分の時間を使うか、ある程度コントロールができた。たとえばインスタグラムはいっさい見なくなった。Facebookも所属するコミュニティの諸連絡のみ。Twitterは情報収集としての検索、つぶやくときにひらくだけ。これらのつながりに依存すると、ひとりだとしてもひとりじゃない感覚を味わえる。逆説的に言えば、ひとりなのに自分に向き合うことができない。

スパッとやめてみて、ひとりの行動が増えた。それなりにおもしろいのは新鮮だった。全部自分で決める。ただ一つ感じたことは、ひとりだからこそ行動に小回りが利くけれど、結果として行動範囲が狭くなったなと。誰かと一緒ならそこに計画という考えが生まれる。ひとりだとふらっといける分、しっかり練るような計画はなかった。たとえば海外にいってみるか。来年はもう少しバランスを取ってやっていこう。

ひとりだとだれる心配もあった。これは無事になんとかできれいる。ぼくは自分との約束よりも、他人との約束の方が自分を律することができる。考えようによっては、自分に甘いということ。自分とどう約束をしていくか。ここ、正直めちゃめちゃ深い領域だと考えている。

自分との約束の取り方。ライフハックとか、キャリアなんちゃらとか、カタカナの領域のようにみえる。一見。でもこれって、どの時代、自分と向き合ってきた者が考える究極のテーマだと思う。人生で何を成し遂げるかとは、自分とどんな約束をしてきたかの帰結でもある。約束は、甘過ぎず、きつすぎず、多すぎず。そして、期限、残し方、守れないときの考え方。いろんな考え方がある。皆さんの自分との約束の取り方、興味がある。