DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

400日

価値観を考える、先日よくいく美容院で散髪した。2年程前からずっと同じ方に担当してもらっている。話の流れでこういうことを言われた。「昨年とだいぶ変わりましたね」。

忘年会シーズン。昨年をふりかえると、この時期は何軒もはしごしてご挨拶なんてことがあった。というか、自分が主催する忘年会もあった。主催者は集客する。参加可否を聞くため、声をひとまずかける。そんなアクションをしていると、相手から別の忘年会にお誘いいただくことも増える。そのサイクルもあって、昨年の12月で髪を切っているときは、ずっと寝ていた。

気持ちいいほどにスパッとやめてしまった。いまや美容院でも体調がいいときしかない。もちろんタイミングさえ合えば忘年会など飲み会に参加するけれど、自分で主催することはいっさいなくなった。参加したとしても「はしごで何軒も」ってことはもうないだろう。

これまで一時的にセーブすることはあった。そこには罪悪感に近い感情。常に行くことが前提だった。いまはちがう。体調を管理し、いつも通りの生活を心がける、ただそれだけ。12月の妙な高揚感も消え失せた。要するに価値観が変わった。価値観の相違なんて言葉もあり、「価値観」という言葉そのものがいまや陳腐化してしまった。言い換えるとすると自分の大切にするものが変わったということ。

「目の前の刹那的な楽しさ」と「守ってきた生活リズム&明日の体調」を天秤にかけるようになった。いまは明日の自分に怒られるという考え方で歯止めが利いている。これまではなかった。早寝、早起きを意識するようになった。早起きコミュニティの参加は引き続き継続中。周りにいい生活習慣を送っている方がいると、自分の中にある罪悪感はスーッと消えていった。

自分の将来を考えるにあたって、お金のことに目を向けるようになった。これまでは投資・消費・浪費があるなかで「すべて投資」と割り切って、とにかくお金を使っていたように思う。いまになって思うのは上記の3つの支出の考え方は所詮「考え方」であって、後から振り返れば、「投資」と決め込んでいたものも「浪費」にもなり得るということ。もちろん過去に後悔はない。もっといえば、ただ単純にお金の蛇口をしめてケチになっても仕方がない。お金の流れを可視化させ、先を読んで行動すること。マネーフォワードを使っているけれど、はまりそう。

生活リズムが変わると行動が変わり、出会う方が本当に変わる。夜型から朝型にシフトすることによって、これまでと行動が違う方々といま出会えているのはおもしろい。そこは早起きコミュニティに感謝だ。新しい出会いは刺激になる。ただ生活リズムを変えて人と会う頻度が極端に減る。そんなことになってしまっていたら、寂しさをこらえられず、同業との楽しいワイワイとして飲み会に舞い戻っていただろう。影響されやすい自分と、上手に付き合おう。