DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

401日

LINEの田端さんのTwitterを拝見すると、尾原さんとの対談動画の記事があった。尾原さんとは「モチベーション革命」の著者であり、プロモーションとして各章をウェブにUPされている活動が話題になっている。で、動画ぜひご覧いただきたい。おもしろい。

話の内容は、本に書かれている尾原さんが常に赤いストールを巻いている理由について。要するにスティーブ・ジョブズがあの格好に通ずるお話。「この人といえばコレ!」という象徴、シンボルを持つこと。

尾原さんはインターネット業界の正義の赤ということで、それを身に付けている。海外を歩いていると、知り合いが赤いストールに気付いて声をかけてくれるなど、いいことづくめだそうだ。田端さんも10年以上、坊主の髪型。スマートニュースの松浦さんはどこかのタイミングで赤メガネにしたのだそう。

個の時代にふさわしいのかもしれない。我が!でなく、自分なりにどう生きるか。主張ではなく、象徴。Tシャツ理論というものがあるらしい。たとえば自分の好きなアイドルグループのTシャツを着る。(音楽系は、ぱっと見オシャレなデザインでファンでなければ気付かないものもけっこうある)。もちろんファンの方は気付く。「あ!もしかして!」。他人だとしても、一つ上の共感のレイヤーでやり取りをすることができる。

アイドルのTシャツで試したことがあるが、誰にも気付かれなかった(エビ中でやった)。考えてみると、シンボルとしてぼくのファッションは、ラコステ一色ときどきフレッドペリー。春から秋にかけては、ずっとラコステのTシャツ。あえて普通に統一したファッションにすることは、ノーマルとハードコアをかけ合わせた造語で「ノームコア」というらしい。ぼくの場合はラコステコアだ。

「この人といえばコレ!」があるとだいたい得をする。起点は好きであってほしい。周りを気にしなくとも自分が好きであること。キライなブランドのアイテムをつけ続けても仕方がない。さらにいえばファッションである必要性もない。田端さんはヘアスタイルである。そう、自分なりのスタイルをどうつくっていくかというお話。

自分のスタイルを持っている人は、話のきっかけになるからよく質問される。ぼくの場合は、高校時代から好んで着ている話をする。もっと興味を持ってもらえたら、ファッションの価値観のじゃぶだい返しをくらった「富士急ショック」の話をする。

スタイルが定まってくる気持よさってあると思う。アイデンティティのように、自分を構成している一つとさえ思えてくるから不思議。これを供給するブランド側の視点で考えるとまたおもしろい領域があるのだろうなあ。apple、ナイキ、ユニクロ、無印。あと中川政七商店なども、そういう側面がありそうだ。家のすべてがこのブランドで統一されているなど。

そんなぼくは今日もラコステのカバン、ニット、小銭入れ、マフラー、靴を身に付けて、外に出る。