DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

409日

企画を考える。
企画募集。このワードは人をワクワクさせる。番組などアウトプット先が明確化していて、その目標に向かって邁進できる。もう一つは取り組みによって質の高いインプットが得られることも大きい。結果論として。

たとえばチョコレートをおもしろがって企画を仮につくるとすると、チョコレートの周辺の知識は、体験として心に刻まれる。ふわっとネットサーフィンするよりも、体験に近いかたちでアタマに残る。要するに、自分の引き出しになる。

提出後、フィードバックを受けて、企画が通らない。すると企画熱はさがってしまう。普段のアンテナの張りも弱くなってくる。常になにかをおもしろがって、企画をこしらえていた方が人生は豊かだと考えている。たとえ自社で成立しなくても、もしかしたら個人でがんばっている方や、他の企業に伝えた方がいいこともある。今後、世の中はそのあたりがもっとフラットになっていくのかな。そう思っている。

「これおもしろいからどう」と仮に、別のところで実現するには、自分の力というか、相手の力も必要になってくる。20代はまだまだかもしれないけれど、なにをするのに年齢のせいにはしたくない。

普段のおもしろいと、あと大切なのはアウトプット先をおさえること。たとえばこの出版社は新書でこういうテーマであれば、本にしたい!など。いま、世の中でどういったアウトプットが求められているのか、ここを把握することは大事だ。外との関係のなかで、さらっと雑談でヒアリングしておきたい。これも普段のアンテナを張っているかどうか。

こういうアウトプット先があって、こういうテーマが求められている。その上で、自分のおもしろいものを企画にしていくわけだが、もっともたいせつなのはその企画が「人を幸せにするか」。きれいごとなしに思う。「儲かるから始まる話」は別の方に任せておきたい。

しかし、「採算がとれるかどうか」の視点は持っておかなければならない。ただおもしろい企画では、もちろんビジネスとして成立しない。このビジネスの規模が大きいほど、与える人へのインパクトも比例していくのも事実。ここも、とってもおもしろい。根っこを忘れずに、おもしろいことを形にする。そのために、アウトプット前提のインプットをすること。日々、精進。