名言は好きです。
タモリは言った。『名言は好きです。でも、名言を言おうとする人は嫌いです。』
名言に刺激を受け、考えを改め、行動を変える。名言、つまり言葉には大きな力が宿っているのでしょう。自分にとっても名言はたいせつな存在。すでに名言としてまとめったものや、自分が耳にした目にした「おっこれは」という言葉の数々。2011年頃からメモに残してきました。
始めたきっかけは覚えていません。時折、名言のストックのクセを人に話すと「メモ魔か!」とツッコミが入ることもある。ただ、忘れないようにしているだけなのだけど、残しておくと便利です。そのとき何をもってその言葉を素敵だと感じたか。自分の感性も客観的に見つめることもできます。また、こういうふうに可視化できるのはいいですよね。そういえば寺山修司は、書き留めた名言を著書として出版もしてますし。
たとえばほんの一部。
ジミー大西
「なんで八時間、こうやって座れるのかなぁ?」って。絵が好きというよりも、じぶんが座っていられることに驚いた。学校の四十分間でもじっと座っとけなかったのに。
山田洋次
「絶望するのは簡単です。むしろ楽観することは大変なことなのです」
柳家花緑
「芸人とは日々の告白」
オシム
「ライオンに追われたウサギが逃げだすときに肉離れをしますか?準備が足らないのです」
著名人・芸能人の他に歴史人物でも身近な方でも「いいな」と思えば書き留めます。書くといってもiPhoneにもともと入っているメモ帳のアプリで十分。メールアドレスに紐づいてメモの情報が保存されている。そのため、デバイスが故障しても、別のものでログインさえできれば復活します。バックアップもとっておきたいところ。
さらに便利だなあと思うことは、検索機能があること。たとえばですが立川談志の名言をメモとしてストックしているのは覚えているけれど、どんな言葉か思い出せないとき。「立川談志」で検索すれば、膨大な名言のストックからハイライト機能でスッと教えてくれるんです。(たまに精度がよくないときもある。ですが許容範囲。)
ぜひお試しあれ。最後はピース又吉さんの言葉でしめます。(本の帯文章なのですが、句点なしにスラスラ読めるしさすがだなあと思ってストックしました。)
又吉直樹
実際に声を出して笑うくらいおもしろい部分があるのに笑いと物語が乖離しないのは先天的におもしろい人だけが持つ特別な才能だと思う。
引き続き、よろしくどうぞ!