DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

日本文化

352日(「型がなければ型破りはできない」ということ)

舞台演出家、杉原邦生さんのトークショーを観た。ふれこみはこんなかんじ。「第一回目となる今回は「古典演目を現代に上演すること」をテーマに、大蔵流狂言方の茂山童司さん、歌舞伎俳優の中村壱太郎さんをゲストにお迎えしてお送りします。」 www.kunio.me…

359日(能の歴史の変遷、そしてテレビ)

ドナルド・キーンの「能・文楽・歌舞伎」を読んでいる。能の歴史の変遷、一つのジャンルを確立し、継続させる難しさ。そしていまもなお、存在し続ける能に対して、畏怖のような感情を抱いた。アタマの整理としてほんと、ざっくり記してみる。室町時代。能は…

360日(「古典を現代に」を考える)

「立川談志は歌舞伎コンプレックスがあったんです」はっとした。古典芸能の世界に飛び込んだ知り合いとの雑談。立川流において真打昇進の試験に日本舞踊を取り入れるなど、古典芸能の素養を身に付ける必要性を強く持たれているイメージはあった。記憶ではあ…

374日(たとえ言葉と、鴨長明から考えること)

何かにたとえること。 いろんなたとえ言葉がある。くりぃむしちゅー上田さん、フットボールアワー後藤さんの「たとえツッコミ」のような切り口もある。たとえ・見立てをした著名人の発言をみていくと、笑いに直結させるたとえもあれば、名言や大切な言葉もけ…

388日

好きなこと、調べたいことを、とことんつきつめたい年始。引き続き、テーマは日本であり、日本文化だ。知ろうとすればするほど、自分が日本を知らないことがわかる。そこが日本の奥深さであり、おもしろさでもあるんだと思う。日本文化を扱う本において、過…

391日

「そもそも」を考えられるようになりたい。物事の本質をとらえようするときの見方の一つ。「なぜ」という好奇心が芽生えたら、間引かずに向き合う。それから得られるものは自分の血肉となり、さらなる思考へとつないでいくことができる。自分なりの知の連鎖…