DEPPA少年の日記

某テレビ局の会社員。27歳。「小説だからこそ本当のことを書ける」という小説家の言葉を参考に、あえて匿名でブログを書いています。28歳の誕生日までのカウントダウン方式を採用。

企画

202日(チームで働くということ)

株式会社GOという企業がある。博報堂出身の三浦さんという方が立ち上げた。大手クライアントを担当し、カンヌライオンなどで実績を残すクリエイターが独立したんだなあ、そんな風にとらえていた。 つまり個人として仕事がくるようになると、独立志向のある方…

205日(プレゼンの方法を言語化すると)

よし、明日はプレゼンだ。サードプレイスとしてのコミュニティ。そこのチーム発表。資料づくりもそうだし、発表も担当する。いくつか本を読んだり、自己流で試してきたりして、何となく方法が定まってきた。いま一度、プレゼンにおける自分のやり方をここに…

209日(「おもしろい」のその先を考える)

「おもしろい!」 自分が感じたときはなるべくそのとき言うようにしている。飲み屋の会話一つとってもそう。そうやって相手の発言にラベリングすることで、宙に消えていかず自分のなかにストックされている気もする。否定するよりは、おもしろいを見つける人…

214日(自分のなかの空白を埋めていく)

あたりまえだけど、時間は有限だ。だから人は考える。無駄をなるべく排除したい。そのためには物事を合理的に考えなければいけない。 まず目的があるとして、アイデアを落とし込むのには順序がある。目的→戦略→戦術、この順番。森岡さんの本で整理ができた。…

244日(人の人生をリアルに追体験することができる時代)

海外でVRを使った、ある番組が流行っているらしい。テレビ東京の知り合いから聞いた。これまでVRは、ざっくりいえばアダルトとホラーをきっかけとして伸びてきた。没入感に浸れるコンテンツで、アーリーアダプターに受け入れられるもの。どうしても嗜好性が…

251日(新規事業をアタマの隅で考えてきて)

会社にいながら新規事業を興すこと。いまや安定という言葉が通用しない世の中で、既存の会社が新規事業のアクションをすること。そうして新陳代謝して自社をアップデートする必要性は一般化されてきている。組織に属している方のなかでも、新規事業を任せら…

254日(Twitter時代のテレビづくりを考えた「国際信州学院大学」案件)

そんなにネットニュースに対してアンテナは張っていない。だけどぼくにも届くくらい、Twitterでにぎわいをみせたのが、いわゆる「国際信州学院大学」案件である。かんたんにいうと手が込んだフェイクニュース。うどん屋さんの団体キャンセルのツイートが発端…

260日(ワークショップという選択について)

ワークショップという言葉を思い浮かべる。映画でいえば大根仁監督「恋の渦」という傑作の映画はワークショップを通じて製作された。役者が学びながら出演するわけだが、なんと役の決まった方が途中で投げ出してしまうというアクシデントにも見舞われる。し…

261日(定食を食べてからインスタグラムを始めた話)

昨日、個人で運用しているものとは別にインスタグラムの新たなアカウントを開設した。「定食」にフォーカスを当てた、訪日の外国人向けのアカウントなのだけど、そこにいたった経緯とインスタでの感触を記しておきたい。一日一食の生活が続いている。がんじ…

269日(声を可視化させることを考える)

一億総ツッコミ時代とはマキタスポーツさんの言葉だ。SNSの台頭によって、誰もが発信できることになった世の中。どうやらベタな対象にツッコミを入れる=マウントを取ろうとするスタンスを選ぶ人が多いようだ。ポジティブな面を見れば「一億総表現時代」でも…

275日(アイデア出しを考えてみる)

アイデア出しの機会があった。ぼくが放送作家から学んだこと。とにかく否定しないこと。その場の空気が重くなったらいいアイデアは絶対に出ない。雰囲気づくりは大事だ。そしてもう一つ、アイデアを膨らませること。ヒントの芽が見えてきたら、一度その方向…

287日(リアルな場から始まること)

オフラインのたいせつさ 久びさに人を集めて「飲み会」をやった。そういう機会は年々減っている。どちらかというと、絞っているといった方が正しいか。年を重ねてきて、飲み会に意味をつけたくなってきている実感がある。同時に昨日開催してみて、オフライン…

300日(ブームを支える言葉たち)

「スー女」「プ女子」というネーミング ファッションの世界では当たり前のように、「今年の流行色」なんてことが言われている。流行るかどうかは関係なく、「ギョーカイ的にココ推していくんでよろしく!」のようなイメージ。トレンドを業界が決める。トップ…

302日(「全米は、泣かない。」がおもしろい)

お笑いコンビのグランジ五明拓弥さんがトップクリエイターにインタビューしていく本「全米は、泣かない」。知り合いの放送作家が紹介していてソッコーで買った本。冒頭のおひとり「澤本嘉光さんに聞く」を読んだところ、読みやすいし、わかりやすい。 お笑い…

317日(「怒り」から企画は始まる)

「怒り」は行動に移しやすい 日常生活でよく怒る人がいる。はたからみれば気が短いとかそういうふうに見られてしまうこともあるかもしれない。だけど、ふつうの人が見逃しているちょっとした気づきをその人はキャッチできている可能性がある。たとえば「すべ…

318日(マラルメの「火曜会」の存在を知ってコミュニティを思う)

フランスでサロンが、イギリスでコーヒーハウスが、日本では茶の湯が生まれた。いまでいえばコミュニティという言葉が合うだろうか。そこで生まれる遊びから芸能の切磋琢磨が生まれることもあれば、社交の場として、人と人がつながりをつくった。広告もコー…

320日(企画書が通ってからが一番おもしろい)

アイデアを出して企画の骨格ができる。そして成果物にするまでには、その大枠の骨組みをもうすこし太くすることが必要となる。輪郭をくっきりさせるイメージ。出来上がりが見えるようなところまで持っていくこと。手を動かす前の最終段階。実はここを苦手と…

321日(アイデア会社が主宰するコミュニティに参加して)

小山薫堂さんが代表を務める会社オレンジ・アンド・パートナーズ。会社にフリースペースができたということで、場所のメディア化を目的としたコミュニティを発足させた。その二期生としてぼくは参加することになった。かんたんにいえばアイデアに強い企画会…

354日(区別の功罪について考えてみたい。)

区別の功罪について考えてみたい。というのも、『情報の歴史』という本を読んで衝撃を受けた。7000万年前から増強版の出版に合わせた当時最新の1995年までの情報文化史。いや、まさに大年表。これほどのビジュアルのセンス、有無を言わさない精緻な情報、大…

355日(「自分ならこうする」という基準を持てるか)

「自分ならこうする」を持てているか。常にそうありたい。企画をカタチにして、人へ届け、世の中で広がりをつくること。目的は置いておいて、プロセスの視点からすれば、ざっくりこういう流れが仕事だ。いろいろな方との関わりのなかでアウトプットしていく…

409日

企画を考える。企画募集。このワードは人をワクワクさせる。番組などアウトプット先が明確化していて、その目標に向かって邁進できる。もう一つは取り組みによって質の高いインプットが得られることも大きい。結果論として。たとえばチョコレートをおもしろ…

412日

〆切を考える。昨日に引き続き角田陽一郎さんの話から広げたい。まずはアイデア、ひらめきについて。多くの本には、アイデアは突然わいて降ってくるものではない。そう書いてある。日々の思考が芽を結んだとき〜という流れだ。角田さんは著書イベントのなか…

413日

「支える」を考える。早起きした。「著者と語る」というイベントがあり、いざ渋谷へ。朝の7:30からのイベント。著者は元TBSの角田陽一郎さん。「好きなことをして生きていこう」という自己啓発のテーマで書かれた本。昨夜には読了。イベントでは、本の内容以…